スウェーデン選挙の醍醐味は、なんと言っても「テレビ討論」だ。選挙戦最終週は毎日のようにどこかのチャンネルで討論番組が放映される。党首はもちろんだが、財務大臣候補だけの経済討論会もあって、政策の浸透度合いは高い。
この党首討論の場で、貫禄たっぷりの社民党ロヴェーンに堂々と対抗したのが、中央党のアニー・レーブ党首だった。弱冠31歳、しかも女性。
彼女の所属する中央党は、1913年の創設で、1970,80年代には総理も輩出していた歴史と伝統のある政党。そんな中央党がレーブさんを党首に選出したのが3年前、彼女が28歳の時だった。
レーブさんには党首として初めての総選挙。中央党は前回にくらべ支持率をやや下げたが、彼女のリーダーシップで善戦をはたした。
政界ではレーブさんは、常に「最年少」という肩書きを持ってきた。政界進出時は「最年少議員」。そして現在は「最年少党首」だ。写真は中央党公式サイトより