選挙戦も最終盤。インターネット中継でスウェーデン中の選挙スタッフにむけてステファン・ロヴェーン社会民主党党首は、「さらに有権者と対話していこう」と訴えた。
社民党は最重要戦術として全国的な戸別訪問キャンペーンを展開している。キャンバシング(canvassing)と呼ばれ、ただ有権者を訪ねるのでなく「対話」を重視している。
選挙期間最終日、ストックホルム市南部の移民が多い地域をハルスタッド・ストックホルム市議のサポートで戸別訪問に参加した。
「この地区は公営の団地が多い。半数近くの入居者が移民かその子供たち。スウェーデン語が分からず投票へ行かない人が多いので、票の掘り起こしをしよう」とハルスタッド市議はスタッフに声をかけ、集まった党員ボランティアをペアチームに分けると団地の中へと入っていった。
戸別訪問キャンペーンを指揮するハルスタッド市議と社民党員のボランティア