大津ひろ子の東京都議会発言

大津委員長

ただいまから警察・消防委員会を開会いたします。
 初めに、このたびの平成三十年七月豪雨及び平成三十年北海道胆振東部地震により被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。
 ここにお亡くなりになられました方々のご冥福をお祈りし、黙祷をささげたいと思います。
 皆様、ご起立願います。
 黙祷。

大津委員長

黙祷を終わります。ご着席くださいませ。

次に、会期中の委員会日程について申し上げます。
 お手元配布の日程のとおり、理事会において申し合わせましたので、ご了承願います。
 次に、先般の人事異動に伴い、警視総監及び警視庁の幹部職員に交代がございましたので、警視総監からご挨拶並びに幹部職員のご紹介がございます。
 第九十五代警視総監に就任いたしました三浦正充君をご紹介いたします。

三浦警視総監

本日付で吉田前警視総監の後を受けまして、警視総監に就任いたしました三浦でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 警察・消防委員会の皆様方には、平素から警視庁の運営につきまして格別のご支援、ご協力を賜り、心から厚く御礼を申し上げます。
 さて、都内の治安情勢は、犯罪抑止総合対策を初めとする各種対策の効果などにより、刑法犯認知件数が十五年連続で減少し、戦後最少を記録いたしました。
 しかしながら、多発する特殊詐欺への対策や児童虐待、ストーカー、DV事案への対応、サイバー空間の脅威への対処のほか、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた諸対策など、重要課題が山積しております。
 警視庁といたしましては、こうしたさまざまな課題に的確に対応し、都民の皆様の安全・安心を守るため、関係機関の方々と連携を図りながら、組織力を最大限に発揮して、各種対策を強力に推進し、世界一安全な都市東京の実現を図ってまいる所存であります。
 委員の皆様方には、今後とも一層のご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げまして、挨拶とさせていただきます。
 続きまして、先般の人事異動により幹部が交代いたしましたので、ご紹介申し上げます。
 副総監斉藤実、警務部長筋伊知朗、公安部長近藤知尚、刑事部長大賀眞一。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

大津委員長

挨拶並びに紹介は終わりました。

本日は、お手元配布の会議日程のとおり、東京消防庁関係の第三回定例会に提出を予定されております案件の説明聴取を行います。
 なお、提出予定案件につきましては、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は会期中の委員会で行いますので、ご了承願います。
 これより東京消防庁関係に入ります。
 第三回定例会に提出を予定されております案件につきまして、理事者の説明を求めます。

安藤次長

平成三十年第三回都議会定例会に提出を予定しております東京消防庁関係の案件は、条例案が一件、契約案が二件の計三件でございます。
 初めに、条例案でございますが、資料1によりまして、東京都消防関係手数料条例の一部を改正する条例案についてご説明いたします。
 石油コンビナートなど大量の石油や高圧ガスが取り扱われている区域は、総合的な防災体制を確立するため、石油コンビナート等災害防止法に基づく石油コンビナート等特別防災区域を指定する政令により、その区域が特別防災区域として指定され、特定防災施設や自衛防災組織の設置が義務づけられております。
 今般、東京都大田区にあります特定屋外タンク貯蔵所において、タンクが現在の八基から十基にふえ、貯蔵取扱危険物量が十万キロリットル以上になることから、本年八月三十一日に政令が一部改正され、東京国際空港地区が特別防災区域に新たに指定されました。これにより、法に基づく検査が必要となり、消防事務に係る手数料の額、徴収時期等を定めた東京都消防関係手数料条例に、当該検査に必要な手数料の額などを新たに規定する必要が生じたことから、地方公共団体の手数料の標準に関する政令及び同省令に準じて、手数料の額につきまして改正をお願いするものでございます。
 三ページの新旧対照表をごらんいただきたいと存じます。
 三ページから五ページにお示しします特定防災施設等検査手数料として、流出油等防止堤については、五万三千円に延長一キロメートルまたは一キロメートルに満たない端数を増すごとに二万六千円を加えた額を、消火栓を有し、かつ、貯水槽を有しない屋外給水施設については、三万八千円に配管の延長一キロメートルまたは一キロメートルに満たない端数を増すごとに八千五百円を加えた額を、貯水槽を有し、かつ、消火栓を有しない屋外給水施設については、二万二千円に貯水槽一基につき四千五百円を加えた額を、消火栓及び貯水槽を有する屋外給水施設については、四万六千円に配管の延長一キロメートルまたは一キロメートルに満たない端数を増すごとに八千五百円及び貯水槽一基につき四千五百円を加えた額を、それぞれ新たに規定するものでございます。
 また、五ページにありますとおり、表中下欄の傍線部分、二十八から三十一及び備考欄につきましては、項ずれにより所要の整備を行うものでございます。
 施行日は、公布日と同日を予定しております。
 次に、契約案でございますが、資料2により、東京消防庁大森消防署馬込出張所庁舎(仮称)(三十)改築工事請負契約案についてご説明いたします。
 旧庁舎は、竣工から五十四年が経過し、老朽化が著しいことから、別地の大田区南馬込五丁目四十一番二に、おおむね二年の工期で改築するものでございます。
 財務局におきまして一般競争入札を行い、落札金額十億三千四百六十四万円にて、栗本建設工業株式会社を落札者として決定いたしました。
 最後に、資料3によりまして、東京消防庁本町待機宿舎(三十)改築工事請負契約案についてご説明いたします。
 旧庁舎は、竣工から五十八年が経過し、老朽化が著しいことから、今回、現在地の渋谷区本町五丁目四十六番一に、おおむね二年の工期で改築するものでございます。
 財務局におきまして一般競争入札を行い、落札金額二十四億五百十六万円にて、飛島建設株式会社を落札者として決定いたしました。
 なお、契約案二件につきましては、平成三十二年度までの債務負担行為となるもので、都議会のご承認が得られましたら、正式に工事請負契約を締結する予定でございます。
 以上、大変雑駁ではございますが、第三回定例会に提出を予定しております案件の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

大津委員長

説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

大山委員

一つだけお願いします。
 消防庁の待機宿舎の位置づけと目標の整備数や現状、そして今後の計画をお願いします。
 以上です。

大津委員長

大山委員から資料要求がありましたが、これを委員会の資料要求とすることにご異議ありませんか。

大津委員長

異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で東京消防庁関係を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。