インターン

インターン記録 Vol.5 動物園

ZOO探訪

上野動物園 :
 9時30分~17時 月休 12月29日~翌年1月1日休 
上野駅「公園口」から徒歩5分 電話3828-5171
一般 600円、65歳以上 300円、中学生 200円
都内在住・在学の中学生無料 小学6年生まで 無料

多動物園 :
 9時30分~17時 水休 12月29日~翌年1月1日休 
多摩動物公園駅1分 電話042-591-1611
一般 600円、65歳以上 300円、中学生 200円
都内在住・在学の中学生無料 小学6年生まで 無料

【上野動物園】コロナ渦のZOO

渡辺千尋 日本大学・法
令2年8月19日水11:30

とても蒸し暑い日で、パンダのシャンシャンはぐったりと後ろを向いて寝ており、こちらに顔を見せてくれなかった。

・オットセイの親子
・親は涼むため顔を水につけていた

鳥越結月 國學院大學・法

初めて見たシャンシャンは、思ったよりも大きくて驚きました。
平日にも関わらず、ジャイアントパンダブースだけが20分待ちで並びました。
生で見たパンダはテレビ越しで見るよりもずっと癒されました。
上野動物園のパンダは、1億円以上のレンタル料を中国に支払っていますが、日本でパンダブームが沸き続けている現在、パンダによる経済効果は相当なものだと思われます。

パンダのシャンシャン(子)とシンシン(母) 

内山 郁芙希 明治大学・経
平30年3月8日木

手がしもやけになるほど冷たい雨の平日。
にもかかわらず、開園1時間前から表門にはすでに数十名もの人が並んでいた。
すべては昨年6月12日に誕生したパンダの赤ちゃん、シャンシャン(香香)を一目見るため。
対面できたわずかな時間は、親のシンシンで2分間、子供のシャンシャンは30秒だったが、木の上で寝ているシャンシャンは丸々と可愛らしく、目に心にしっかりと焼き付けてきました。
シャンシャンと飼育員の姿に心は充分温まりました。

こっちを向いてほしかった木の上で寝ているシャンシャン

距離の近い動物園 「多摩動物公園」

内山 郁芙希 明治大学・経
平30年2月17日土

“柵のない”ことを観覧の基本とした日本で初の動物園だそうです。
カンガルーやオウム、孔雀などが飛び出してこないか心配になるほど間近で見ることができ、迫力がある。
柵がないことで動物の写真を綺麗に撮ることもできます。
 チンパンジーのエリアでは、来場者に質問を書いてもらう質問箱があり、それに飼育員が赤ペンでしかも手書きで返事を書き、まるで来場者と飼育員が文通しているような双方の心の交流を感じました。

質問と手書きの返事


珍しい動物「ターキン」が多摩にいた!

桑木うらら 専修大
平30年2月17日土

初めてターキンに会えた。
ターキンは牛の仲間だそうで、オスは角と立派な金色の毛を持っており、貫禄がありました。
最近生まれた茶色い赤ちゃんターキンも、元気に走り回っていました。
ターキンは中国の崖の多い山奥に生息しており、未だに生態が謎に包まれているパンダと同じくらい珍しい動物だそうです。

パンダの父・リーリー 上野動物園

武田有乃 早稲田大学・国際
平成29年8月晴れ

多くの来場者で賑やかだった中で、特に注目を集めていたのは、6月12日誕生したパンダの赤ちゃんだ。
赤ちゃん(シャンシャン)はまだ非公開だが、父パンダ・リーリーがずんぐりと座ってのんびりと葉を食べている姿は見ることができ、とてもいとおしく感じられた。
動物園にいる動物たちは食物連鎖を気にすることなく、悠々と暮らすことができる。
それが彼らの運命なのか、と久しぶりに動物園に行った私は思った。

並ぶ列 

父リーリー

真夏の夜の動物園

牧野慎太郎 法政大学・社
市瀬真理子 立教大学・法
平26年8月11日

≪はじめに≫ 夏休みということもあり、園内は大人から子供まで賑わっていました。
8月10日から18日まで、「真夏の夜の動物園」として閉園時間を3時間延長し、20時閉園でした。
夕暮れの動物園は真夏でも涼しく、普段見ることのできない動物たちの夜の姿をゆっくりと見ることができます。
それでは、私たちが見てきた上野動物園の様子をご報告します。

ジャイアントパンダ
 見所の一つが2頭のジャイアントパンダです。
パンダはじっとしているイメージがありましたが、飼育係の方が、餌を上から与えたり手前に置いたりしてくれたために、活発に動いている様子を見ることができました。
パンダが大きな動きをする度に歓声があがり、その人気がうかがえました。

こちらをじっと見つめるパンダとガラスに映るカメラを構えたお客さん

ケープペンギン
夏場、涼しげな気持ちになりたい方はペンギンをお勧めします。
他の動物が陸の上で厚さを凌いでいる間、ペンギンは気持ちよさそうに水の中を泳いでいました。
身長60㌢の体を左右に揺らして歩く姿には、可愛らしく荒寥とした気持ちも癒されます。
日本の動物園では多く見られるケープペンギンですが、野生では餌となる魚の乱獲などにより激減しているそうです。
優雅に泳ぐケープペンギン


カリフォルニアアザラシ
「オウッ、オウッ」という大きめ鳴き声が聞こえてきたら、アザラシが近くにいる証拠です。
ここは、距離も大変近いため、ひなたぼっこをしながら気持ちよさそうに寝ている表情まではっきりと見えます。
水の中より岩の上の方が好きみたいです。

寄り添い寝るアザラシ

サル
動物園の人気スポットの一つがサル山です。
それぞれのサルが別々の動きをしているので、見ていて飽きることはありません。
近くには、サルの家系図が掲示してあります。中でも小さな子サルは、可愛らしく危なっかしいので注目の的でした。
彼らが成長し、サル山のボスになる日が楽しみです。

一人で遊ぶ子サル

藤棚カフェ(真夏の夜の動物園の企画)
真夏の夜の動物園で催されている「藤棚カフェ」を見学。
夕方の涼しい時間帯に、飼育係の方がプロジェクターに画像や動画を映し出し、担当動物の日頃の様子や細かな知識について説明していました。
普段知ることのできない動物のお話に、多くの方が食べたり飲んだりしながらリラックスした様子で聴き入っていました。

プロジェクターを使って説明する飼育係とお客さん

余談・・・
この行列、午後6時半から始まるモルモット・ウサギ・ハツカネズミとのふれあい企画に参加するための行列なのです。
100㍍近く続いていたので、私たちは断念しました。ウサギたちと触れ合いたいという方は、開始30分前から並ぶことをおススメします。

終わりに
お盆期間の動物園を見学しましたが、夜になってから来場するお客さんも多く、需要が多いことに気が付きました。
また、夕方以降は、独特のイベントを開いていたり、テラス席で晩酌を楽しめたりと、昼間とは違った魅力があるように感じました。

パンダの表情 上野動物園

石坂彌枝 法政大学・法
平26年2月11日

気温は低かったが祝日だったこともあり、上野動物園は親子連れで混み合っていた。
その中でも一番人気だったのが上野動物園の代名詞ともいえる、ジャイアントパンダである。笹を食べたり、気持ちよさそうに昼寝したりと、様々な表情を見ることができた。
トラとライオンのエリアは公開が中止されていて、先日の積雪の動物たちへの影響が心配である。
しかし、ホッキョクグマやペンギンなどはかえって活発に動いている様子が見られた。
ヤギと触れ合えるイベントが人気だったようだ。入場料は小学生以下と都内の中学生は無料、大人は600円だった。
ゆっくり歩いて見学してみるといろいろな発見があり、入場料600円以上の価値がある時間を過ごすことができた。

上野動物園 夏サマーナイト

鈴木千尋 日本大学・法
平25年 夏

夏の1週間、夜20時まで開園時間延長。夜の動物園へ。

ペンギン
 水辺のペンギンたちは、ちょうどご飯の時間でした。体の小さいペンギンですが、エサは魚で、40羽合計で、夏には1日合計15キロ、冬には1日合計22キロほどの魚を与えるそうです。 

ライチョウ
 ライチョウはもともと寒い高山に生息する。雪の中でも過ごせるように、足までびっしり毛が生えている。全身モコモコしている様子が愛らしい。


マナヅル
 マナヅルは夏にモンゴルや中国、ロシアなどへ飛来します。冬になると日本や朝鮮半島に南下し越冬します。
日本では、主に鹿児島県の出水平野などに飛来して越冬します。
また、マナヅルの頭が赤いのは、その部分だけ毛がなく、皮膚が露出しているからです。

エゾシカ
  3年ほど前に北海道で保護されて、上野動物園までやってきました。
 エゾシカの角は、1年目は枝分かれせず1本だけなのが、2年、3年と年を重ねているうちに本数も増えていくそうです。
しかし、キュウくん(写真)は、栄養状態が良いためか、3年目にして角が4本という健康優良児。喜ばしいことですね。
角が生え換わりその表皮が剥がれる時、その都度血だらけになるそうです。角にもちゃんと血管が通っているからなのですが、想像すると結構こわいです。

エゾシカのキュウ君


ニホンリス
  今年ニホンリスのお母さんが双子と4つ子を出産した。
クルミなどの固いものを食べるリスの歯は一生伸び続けるのだそうです。

モズ
「百舌鳥の高鳴き七十五日」と言われるように、百舌鳥の鳴き声を初めて聞いてから75日経つと霜が降りだすのだとして、百舌鳥の高鳴きは秋の訪れを告げるものとして知られているそう。

エゾシカのキュウ君



今回、幼い頃行って以来、久しぶりの動物園でした。
懐かしさを感じると同時に、動物を見ているとその都度新しい発見があり、見ていて飽きません。 サマーナイト動物園で素敵な時間でした。

注)
他の研修生たちが綴った動物園日記は、
ホームページ ⇒  「視て歩く現場」 ⇒ 帯に記された「視て歩く現場一覧んへ」を押す ⇒ 
 「都立上野動物園・多摩動物園」編(平成25年版)
「都立上野動物園」編(平成24年版)
のそれぞれのコーナーで、紹介しております。御覧ください。

終わりに :
一人一人感性の違いに興味を覚えました。
たとえば、鷹を見た男子は「鷹やコンドルなど大型の鳥類は、威厳たっぷりに人間を見下ろすさまに、籠の中に捕らわれながらも鳥たちは鳥の誇りを持っているような印象を抱きました」とか、「ヒグマはガラス越しにぐるぐるぐるぐると周り、見ている女の子を食べたがっているのではと思われる様子に若干の恐ろしさを覚えました」、「鹿の角にも血管が通っている」、「入場料600円以上の価値のある時間を過ごすことができた」、「動物園の動物は食物連鎖を気にせず悠々と暮らせるこれが彼らの運命か」など。
都立動物園は、半日で一人でも安全に楽しめる場所ですね。