インターン記録 Vol.4 防犯編
警視庁交通管制センター 巨大スクリーンに収めた東京の交通網
港区新橋6丁目18番8号 警視庁新橋庁舎2階 (愛宕警察署隣)
桑木うらら 専修大学
東京都の交通情報が集まるのがこの交通管制センターです。大きなモニターで23区の道路が細かく映し出されています。
それだけでなく、23区以外の首都高速道路や高速道路の混雑具合も常時映し出されていました。また、東日本大震災の時の交通状態や、今後起こりうる震災による交通異常の対策も考えられていました。
見学しているその間も、たくさんの映像が流れてきていて、管制センターの職員の方が機敏に対応していました。
交通事故が多くなるのは、毎年4月だそうです。免許を取ったばかりの運転初心者や、小学校に入学したての子どもたちが路上に増え、車や自転車を運転する時には一層気をつけなければなりません。
自分が加害者にも被害者にもならないよう、注意深く行動しましょう。
警視庁視庁交通管制センターは、平日の午前9時から午後5時まで、だれでも無料で見学することができます。
皆さんもぜひ、自分が普段使っている道路がどのように管理され、非常事態の時はどのような交通整理を予定しているのか、見学をしに行ってみてはいかがでしょうか。
【代々木警察署】出勤前に剣道や柔道の朝稽古に打ち込む警察官
鳥越結月 國學院大學・法
警察署の方からリアルな警察の活動を伺うことができました。
警察の様々な部署でどのようなことを行っているのか、その他にも警察学校の活動や警察官の一日を詳しく説明して頂きました。
自分自身、警察官志望ということもあり、このような貴重なお話を聞くことができ、勉強になりました。
太田日々輝 専修大学・法
代々木警察署では、警察官の方から警視庁はどのような組織なのか教えて頂いた。
また、出勤される前に朝練というものがあり、その時間に剣道や柔道に打ち込み、体力錬成していると伺った。私たちが知らないところで街の安全を守るために日々努力されていて素晴らしいと思った。
代々木警察署は一日で40~50の通報があり、全てに対応しているとお話されていて、非常に多忙だと改めて感じた。
東京だと島での勤務もあるとおしゃっていた。島での勤務は他の道府県では中々経験することができない。
【警視庁】桜田門 日本の首都、東京を守る正義の味方
千代田区霞が関2丁目1番1号 電話3581-4321(要予約)
桜田門駅4番出口から徒歩1分
日本の首都、東京を守る正義の味方
石田智成 中央大学・法
警視庁本部の見学では、初めに通信指令センターという、110番通報を順次現場の警察官に指示しているとても大事な施設を見学した。
この施設は巨大地震が来ても停電しないようになっていたり、免震構造になっていたり等、万全が尽くされている。
そしてここが警視庁の警察官を指示し動かしている、いわば警視庁の心臓部と言っても過言ではない。
その後、ふれあい広場警視庁教室で、警察官の仕事内容を具体的に説明してくれるDVD を視聴した。
そこでは総務部、警務部、交通部、警備部、地域部、地域部、公安部、刑事部、生活安全部、組織犯罪対策部の9つの部について説明された。
どの紹介映像も圧巻で、中でも私自身が目指している警備部の紹介映像は機動隊の訓練シーンなど、度肝を抜かれる映像が多くあった。
最後に警視庁の紹介がされた展示場を見学した。そこには鑑識係の服や、山岳救助隊の紹介、警視庁が扱っている車や航空機、警察官の制服の時代による変遷など様々な内容のものが展示されていた。
警察官を目指している人は、一度は必ず見学に行くことをお勧めする。
警視庁では、資料室を見学させてもらった際に、大久保利通を暗殺した際に使用された刀や、各国の警官バッジ、あさま山荘事件の際に動員された機動隊が動員前日に書いた寄せ書き(うちお二人が殉職された)などがあった。
警察博物館へ行って、見て、学んで
9時30分~16時 無料 月休 12/28~1-4休 電話3581-4321代
京橋駅2分 中央区京橋3-5-1
鳥越結月 國學院大學・法
小学生の時に一度訪れたことがありましたが、前とは違った視点で警察のことについて学ぶことができました。
指紋採取、靴の足跡やタイヤ痕の照合、指名手配犯を当てたりと警察の仕事をゲーム感覚で体験できるので、消防博物館と同様に大人から子供まで楽しめるなと感じました。
その他にも警察の仕事を紹介しつつ、防犯知識や交通ルール、警察学校での訓練の様子から立派な警察官になるまでの道のりをわかりやすく展示していました。
個人的には、警視庁の歴史や昭和と平成の重大事件の解説、殉職者の遺品の展示を見て改めて、警察という職務の重さを深く考えさせられました。
石井学武 専修大学・法
まず、警察博物館に入った際、へリコプターと大きな白バイに圧倒されました。改めて白バイが大きいと感じました。
警察博物館では、交番の一日の流れがシミュレーションで上映され具体的に仕事を詳しく理解できました。
また、犯人の似顔絵体験やタイヤ痕を一致させる体験、町の人に犯人の手がかりになる情報を聴いて犯人を捕まえる体験など、様々な体験を通じて学ぶことが出来ました。
さらに警察犬の展示までされており、警察犬が非常に活躍していることが窺えました。
5Fのフロアには昭和から平成までの殉職された方々の写真が展示されていて、殉職された理由も記載されていました。
殉職された方々の写真を見ていると若い警察官の方が多く、有名な事件で殉職された人もいらっしゃいました。殉職された方を想うと非常に心が苦しくなりました。
【新宿平和祈念資料館】
新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル33階 電話5323-8709 月休
都庁前駅1分 新宿駅西口から徒歩10分 9時30分~17時30分
兵士、強制抑留者および海外からの引揚者の労苦を学ぶ
石田智成 中央大学・法
ここでは、終戦後の主に旧満州国に取り残された人々についての資料が展示されていた。
当時の遺品や模型、証言者のビデオの展示だけでなく、戦争を取り上げた漫画も無料配布されていた。

1)配給されたパンを慎重に切り分ける旧日本軍兵士の捕虜

2)ソ連兵から逃げる様子が描かれた絵とその解説
平和に関する私見
石田智成 中央大学・法
私はこれまで小中高、そして大学受験で歴史を学び続けてきたが、歴史学とは本来、これまで人類が歩んできた道を学び、過ちを繰り返さないための学問であるはずである。
しかし、周囲の人間は、歴史を成績や受験合格の為だけの道具としてしか見ていないように思えたのである。
過去を学び、自分で編み出した結論を未来へと活用する。そうすることで初めて歴史学の教訓が生かされるのである。
そこで次に大事なのは、自身が絶対とする説を少しでも疑ってみることだ。これは歴史学に限った話ではないが、偏り過ぎる考えを絶対視し、異なる意見を持つものと激しく対立すれば、いずれ暴力を行使するようになる。
その規模が拡大すると最後に残る最悪の選択肢は「戦争」だ。
あさま山荘事件を例にとってみよう。この事件は連合赤軍が起こしたものであるが、元々彼らは当時起きていたベトナム戦争に対する反戦運動を行っていたのだが、やがて過激化し世界各国でテロを行うようになったのである。
戦争を否定し平和を望んでいた彼らが、その意見を通すために暴力へ走るのは何とも皮肉なことだ。
最後に私が言いたいのは、歴史を正しく学び、自説をまとめる。次にその自説を他人と共有、議論を重ねて至らぬ点があれば修正する。
こういった地道な作業が一番大切ということだ。遠回りではあるが平和に向けた着実な一歩となるのは間違いない。
【江戸東京博物館】ジオラマが圧巻な江戸博
9時~17時30分 月休
墨田区横網1-4-1 電話3626-9950 「両国駅」3分
石田智成 中央大学・法
【江戸東京博物館】
主に2つのコーナーに分かれており、1つ目は江戸期の庶民の暮らしや当時の町制度について、2つ目は明治期以降の文明開化による暮らしの変化や建てられた建築物の模型が多数展示されていた。
私が注目したのは各時代の家の明るさが比較できるコーナーである。
1)江戸期の家の明るさ 行灯(あんどん)油に火を灯して明るくしていた
2)明治期の家の明るさ ガスを使用 近代化の兆候
3)昭和初期の家の明るさ
白熱電球 現代とほぼ変わらぬ明るさとなった
【東京国立博物館】印象的な階段、そして日本最古の博物館
9:30~17:00 月休 台東区上野公園13-9 電話3822-1111
「上野駅」公園口10分 1,000円(一般)・500円(学生)
松本理佐 國學院大学・文
多くの国宝や芸術に触れコロナ渦で荒んでいた心が癒された。様々な日本の伝統文化の美しさを間近で見つめ、時代を経ても美しい調度品や芸術品が日本人の胸を打ち続けてきた理由が理解できた。
繊細で雅な日本の伝統文化はこれからも末永く引き継いでいかなければならないと感じた。

【色絵寿老置物】
・江戸後期を代表する仁阿弥道八の作品
・長寿を授ける七福神の1人
・まるで生きているかのような笑顔に惹きつけられる

【日本沿海輿地図】
・伊能忠敬の作品
・教科書によく載っている
・繊細すぎる地図に驚愕