令和7年3月24日(月) 新東京物語 「戦後80年」
小津安二郎監督の名作「東京物語」が公開されたのは1953年。
私の生まれる前であり同時代に鑑賞できたわけではありません。
だいぶ後にNNKのテレビで観ただけです。
高度経済成長の前夜であり、少しずつ地方と都会、世代間のずれが見え始めた一面が描かれていたかと思います。
地方から訪ねてきた両親が、それぞれの生活に追われる子供らと十分な時間がもてないまま東京を離れる姿には切ないものがありました。
今年は 戦後80年。
東京へ出てきた世代も子から孫、そして後の世代へと繋がってきました。
東京は日々ダイナミックに変化を続けています。
ふるさとがある人、東京がふるさとの人。
多くの人が東京で懸命に生活しています。
そんな東京が、少しでも幸せを実感でき、誰もがのびのびと自分らしく生き、夢にチャレンジできる社会であってほしいと願っています。
「少し不安もあるけど いつか笑えるように 東京で希望を持って学び 働き 成長していきたいと願う すべての人達を あったかく応援するTOKYOでありたい」「深呼吸のできる東京」の実現を掲げてきた私の原点を思う、「戦後80年」です。