令和3年4月27日(火) 電源プラグに埃がたまって起きた火災実験。全火災の約3割を電気火災が占めています。
<トラッキング現象の進行過程>
この映像は、コンセントとプラグの清掃不良により発生するトラッキング現象を再現したものです。
トラッキングによる火災は、トラッキング現象を長時間繰り返すことで起こる火災です。
まず、コンセントとプラグの間に蓄積した埃に水分が染み込みます。次に、水分を介して、差刃の間に電流が流れ、ジュール熱が発生して、水分が蒸発します。水分が蒸発して、乾燥した部分に、小さな火花放電が発生します。
トラッキング現象を長時間繰り返すと次第に炭化が進行し、電気の通り道が切れていきます。
このように、トラッキングが長時間継続すると、最終的には火災に至ることがあります。電化製品のプラグは定期的に清掃しましょう。