令和2年10月12日(日) 【天ぷら油火災 実験】
天ぷら油の鍋に添加し、もせず点火状態にしておくと約9分後!に発火します。
水で消そうとすると、さらに燃え上がります。「水」と「油」は犬猿の仲。
消化器で消火してください。東京消防庁の科学研究期間・技術安全所で、実際に行った実験です。
「天ぷら油火災」とは、揚げ物の調理中に、火をつけていたことを忘れるなどの理由によって、”調理用の動物油から出火した火災”をいいます。
東京消防庁管内で、毎年200件以上の「天ぷら油火災」が発生しています。
それでは「天ぷら油火災」に至るまでの様子と、危険な消化方法と適切な消化方法をご覧ください。
この映像では、300mlのサラダ油を天ぷら油に入れて、コンロの火にかけました。
点火から約5分後、天ぷら油から煙がでてきました。
点火から約8分後に発火しました。
サラダ油の量を倍の600mlにすると約13分で発火しました。
<危険な消化方法>をご覧ください。
油に水をかける行為は危険です!。
実験では、天ぷら油の火災を、台所の水わずか30ml(おおさじ2杯分)で消そうとしたところ、逆に火炎が大きく燃え上がり、非常に危険です。
次に、<適切な消火方法>を御覧ください。
「エアゾール式簡易消火具」で紹介します。
「消化器」での消火も適切です。
もしものときのためにエアゾール式簡易消火具や消化器を用意しましょう。