平成28年10月17日(月)シニアのみなさん 着衣着火に気をつけて!
街でお元気で活動的なシニアのみなさんをたくさんお見かけします。
ただ高齢になると体機能の低下等により、ちょっとしたことで大きな事故につながりやすくなりますのでご注意ください。
中でも、着ている衣服に火が燃え移る「着衣着火」は、大変危険です。着衣着火による火災死亡者のほとんどが65歳以上の方々であり、調理中をはじめ、さまざまな場面で発生しています。
衣着火の事例
スコンロの向こうに食材が落ちたので、とっさに手をのばしたら、ワイシャツの袖にガスコンロの火がついた。(60代男性)
調理中にコンロに近づきすぎて火に触れて、化学繊維のエプロンが溶けた。(60代女性)
反射式石油ストーブの前で横になっていたところ、セーターの腹部が焦げていた。(70代男性)
仏壇の掃除中に、ろうそくの火が寝間着の袖に燃え移り、右半身に大やけどをした。(80代女性)
故を防ぐポイント
火の使用時は、マフラー・ストールなどは外し、すそや袖が広がっている服等を着ているときは、特に注意しましょう。
スコンロ等のまわりは、整理整頓し、鍋等の底から炎がはみ出さないようにしましょう。
奥にある物を取るときは、こまめに火を消しましょう。
※消防関係法令では、ガスコンロから可燃物までの距離(前方・後方・側方15cm以上、上方100cm以上等)が定められています。
仏壇の灯明など、火を使わない電気ろうそく等の活用も検討しましょう。
火が接しても着火しにくい防炎品のエプロン、アームカバー等を使いましょう。