平成26年11月17日(月)東京の防災プラン(骨子)が公表されました
都は、2020年を目標に、地震や風水害の自然災害に対して、都民・地域、企業、行政があらかじめ備えるべき防災の取組を示す「東京の防災プラン(骨子)」をとりまとめました。
政策にあたっては
・ 東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催を見据え、予防、応急、復旧にかかる事前の取組をスピード感をもって推進すること
・ 自助・共助の担い手である都民・地域、企業の理解と協力を深め、具体的な行動につなげること
を基本的な考え方としました。
東京は、都民・地域、企業、行政の取組を通じて、世界一安全・安心な都市にふさわしい 災害対応力が備わっている 都市を目指します。
浸水・土砂災害対策の充実・強化について
2020年には集中豪雨、台風等による浸水被害・土砂災害被害が軽減される環境を整えます。
自助・共助の取組
■被害の軽減に向け、発災時にとるべき行動を事前に確認しておきましょう
- 自宅への水の侵入を防ぐため、止水板や簡易に作成できる土のう、水のう等を活
用した浸水防止や排水溝からの逆流防止など、災害時に適切な対応がとれるよう、
事前の被害軽減策を身につけましょう。
- 土砂災害の発生前には、異変の兆候が見られることがあり、異変を感じた場合に
早めに避難できるよう、前兆に関する正しい知識を習得しましょう。
- 夜間など屋外への避難が危険な場合、自らの命を守る手段として上階への垂直避難
や崖側等から離れた部屋に避難できるよう、日ごろから意識づけしておきましょう。
- 雨水ますや側溝周辺にゴミや落ち葉がたまったり物が置かれていると、雨は下水
道管に流れ込まず浸水の危険が高くなります。ゴミを入れたり物を置いたりせず、
日ごろから雨水ますや側溝周辺の清掃に協力しましょう。
公助の取組
- 「75㍉対策地区※11」、「50㍉拡充対策地区※12」等で施設整備を実施するなど、
下水道の雨水整備水準のレベルアップを図っていきます。
- これまでの護岸等の整備に加え、区部時間 75㍉、多摩部時間 65㍉降雨に対応
するため、優先度の高い地域において調節池※13等の整備を推進します。
- 河川と下水道との連携策を推進し、内水被害を軽減します。
- 大規模地下街において、浸水対策計画の充実促進及び時間 75㍉降雨対策のため
の下水道整備を実施します。
- 浄水場等における浸水対策を強化します。
- 台風時の高潮対策として、高潮対策センターの 2 拠点化、防潮堤等の整備など、
河川、海岸保全施設等の整備を実施します。