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平成26年2月11日(火) 空から海から陸からの支援 <防災編>
海に面した都市東京。被災時に万が一陸路ががれきや電柱で遮断されてしまったら、都外からの人や物資は、陸路よりも、海路や空路からの支援のほうが速い地域があります。
東日本大震災時、羽田空港に1.5メートルの津波が押し寄せました。幸い被害もなく液状化も確認されませんでしたが、安全のため、羽田空港も成田空港も閉鎖されました。再開までの間、着陸できなくなった外国籍航空機は、横田基地に代替着陸しました。その数は11機(アメリカ機10機、オランダ機1機)でした。
実は、東京および近辺に飛行場等が4か所あります。
東京の①羽田空港、②調布飛行場(調布市)、そして、③横田基地飛行場(都心から38キロメートルと至近の福生市外4市1町)。隣県の④成田空港(都心から66キロメートルの千葉県成田市)です。
横田基地は、都内で最大級3350メートルの長い滑走路を有し内陸にあるため、災害時に首都機能のバックアップをすることのできる貴重な拠点です。
地震、台風、竜巻、噴火など自然災害が発生したさい、すばやい人命救助や被災地支援のためならば、横田基地と連携できるよう、関東地方知事会や9都県市首脳会議と連携を強化しながら国に働きかけていくことが必要です。
空港などの比較表
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横田 |
羽田 |
成田 |
調布 |
主な所在地 |
福生市外4市1町 |
大田区 |
成田市 |
調布市 |
滑走路 |
3,350mx60m |
A:3,000mx60m
B:3,000mx60m
C:2,500mx60m
D:2,500mx60m |
A:4,000mx60m B:2,500mx60m
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800mx30m |
面積 |
約713ha |
約1,271ha |
約940ha |
約39ha |
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