平成23年10月15日(土) 防災対策の計画段階から復興に至るまで男女平等参画の視点を<地震編>
東北のある避難所で、男性は「体育館の人は皆家族」だと言う、女性は「そうはいっても着替えの間仕切りは欲しい」と言う。着替え・風呂・トイレ等をめぐるもめ事のお話もうかがうことができました。避難所の運営リーダーのような決定権のある立場に女性をもっと登用したほうがいい。地震に遭うのも避難するのも男女数は半々ですから。
東京都の最高審議会である防災会議は61名全員男性で女性委員はゼロという現状。全国でも女性委員不在の防災会議が12都道府県にも及びます。一方国全体の民間企業でいえば、決定権のある部長以上の管理職への女性の登用率は4.7%と低いベレルにあります。計画の段階から復興に至るまで、男女共同参画の視点に立った防災体制を確立する必要があります。
男女ともに尊重し合い、助け合い、補い合うことで、より質の高い防災対策が施せるはずです。
津波が4階まで貫通した住宅