平成22年6月10日(木)使い捨てライターの危険性<生活篇>
昨日の本会議で、子供のライターの火遊びによる火災等、ライターの安全対策を救命、製造、流通、教育、廃棄の観点から質問しました。平成20年12月、渋谷区内でスクーターが出火する事故が発生。原因は、電子ライター。運転者が座席シート下の収納ボックスの一番下に電子ライターを置いていて、その上にヘルメットが収納してふたを閉めた時にヘルメットがライターの着火スイッチを押してしまったのです。
廃棄から観ると、ライターは23区では不燃ごみとして処理されています。実はごみ収集車の火災の1割はライターが原因で出火したという調査が報告されています。使用する人や家族に危険性が降りかかるだけでなく、このように消費者の手を離れた後も関係する人に危険がつきまとうのです。
生活大国のヨーロッパ・EUでは2006年からチャイルドレジスタンスといった安全装置の無いライターは販売が禁止されているのです。このように、まずは入口で危険性を排除するとともに、なぜライターが危ないのかを具体的に幼児期から教えていくことが一番の方法です。