平成22年4月1日(木)台所でのヒヤリ・ハット<生活篇>
調理中にガスの火が衣服に着火しそうになった経験はありませんか。着衣着火での死者数は全国で毎年120人以上に上ります。
袖口やエプロンへの着火はもちろんのこと、体の曲げ具合によっては髪の毛に着火したという例も多々ありますのでご注意を。カミ(髪)=紙にはさらに注意を払って下さい。油切り用の紙、キッチンペーパー等の紙類の引火は容易に発生します。夏、殺虫剤のスプレー缶をコンロの火の近くで使用すると引火します。スプレー缶には噴射剤として可燃性のガスが入っているからです。
最近のIH調理器は安心かというと、ヒヤリ・ハットはここにもあります。一部のIH調理器では、一定の重さを超えないと鍋が軽すぎて横滑りし落下します。また調理器自体は発熱しませんが、鍋じたいは高温になり鍋からの熱が伝わるために熱温度が冷えるまでに数分要します、ので火傷しないように。火と熱にまつわるヒヤリ・ハットに気をつけましょう。