談話室

平成22年12月22日(水)使い捨てライターとこんにゃくゼリーの安全規制<生活篇>

<生活の事故から命を守る篇>の最終回です。以前、ライターの火遊びによる火災、こんにゃくゼリー死亡窒息事故の危険を書きました(ライター平成228月、こんにゃくゼリー平成2110月)。ライターは都から国を動かし閣議決定され、安全規制がこの27日から施行されることになりました。これにより、従来の使い捨て100円ライター等は製造、輸入が27日から禁止され、来年927日からは販売も禁止となり、着火するためには2段階のボタン操作等子供がかんたんに火を起こせないような、安全基準に合格した「PSCマーク」のあるライターしか販売できなくなります。

長年放置されてきたこんにゃくゼリーの22人も亡くなられた窒息事故についても、本日消費者庁の研究会で安全基準となる指標をまとめ、弾力を弱くし気管の大きさ(内径約1㎝)よりも小さくするなど、窒息を起こしにくい新商品の開発を要請することとなりました。そもそも消費者庁のできた理由の一つがこんにゃくゼリー事故だったのです。

米国や韓国では既に安全策を実施しています。日本も安全な製品や食品だけを市場に流通させるように、さらに行政指導に力を尽くしていかなくてはなりません。

何よりも大切な都民・国民の命と安全のために。 201024.gif