平成21年5月1日(金)周りが聞こえないイヤホンの危険<生活篇>
駅のホームや階段や、道路の歩道で、周りの動きが聞こえていないような動き方をする人を見かけたことはありませんか。ほとんどの人が、耳にイヤホンをつけ音楽等を聴取していますね。
イヤホンの使用が聴覚に及ぼす影響を東京都が調査をした結果、イヤホンを使い70dBで音楽を聴取すると周囲音に対する聴覚感度は30dB以上低下、挿入型の遮音性の高いイヤホンでは最大65dB低下したのです。自転車のベル音さえ聞こえず衝突します。実際に車のクラクションも聞こえなくて道路の中央を走っている自転車を目にしました。人と自転車、自転車と車の接触事故に遭いやすくなるので、歩くときは周囲の音が聞えるようにイヤホンは少々我慢しましょう、命と安全のために。
ちなみに環境庁「環境規制法の解説」によると、60dBは普通の会話、70dBは騒々しい街頭、80dBは地下鉄の車内、100dBは電車が通る時のガード下、110dBは自動車の警笛(前方2m)。