平成21年10月1日(木)相次ぐこんにゃくゼリーの窒息事故<生活篇>
多くの人が一度は口にしたことがある「こんにゃくゼリー」。けれどこのゼリーを食べた際に窒息死が発生する事故が多発しています。国民生活センターによると、平成7年から平成20年までの13年間で22人もの方が窒息死しています。ここのところ問題となっているパロマ工業製ガス瞬間湯沸かし器による一酸化炭素事故での死者が、昭和60年から平成17年までで17人。年間の死亡事故頻度から比較すると、パロマよりこんにゃくゼリーの死亡事故の方が1.5倍も発生しているのです。こんにゃくゼリーの窒息で亡くなる方のほとんどが乳幼児と高齢者です。
この食品ですが、事故の可能性につながるような論拠やデータが国や消費者庁にも揃っていないという始末でした。こんにゃくゼリーも、介護ベッドの事故と同様の構図です。企業に自主規制だけさせ、行政が本当の安全性についてきちんとした検証を実施してこなかった弊害。一日も早く国レベルの法整備、東京都をはじめ各自治体の予防と相談対応の充実などを議会からはたらきかけていきます。