平成19年10月2日(火) 川の流れのままに 韓国の清渓川(チョンゲチョン)の例<環境篇>
韓国のソウル市を流れる清渓川(チョンゲチョン)は、都市化により昭和47年に高架道路の地下に埋められてしまいました。しかし、構造物の安全の問題、環境上また景観的にも、元の川の流れのままのほうが良かったのにという市民の気持ちは変わりませんでした。
そこで始まった画期的な復元事業は、延長5.8キロにわたる覆蓋道路や高架道路を思い切って撤去し、下水の高度処理水や湧水などを活用して、2年間で川を復元してしまうという事業でした。
平成17年10月に開通式を迎えました。水辺空間が再創出され、両岸に散歩道や広場ができ、にぎわいがあふれ、人の心もまちも明るくなったそうです。