平成19年1月25日(木) 温暖化による生態系や作物や魚の変化<環境篇>
今年も、地球温暖化について談話してまいりたいと存じます。
地球の気温14℃がしだいに温暖化していくと、雨や海などの地球をとりまく水関係についてはどんな現象が起きるのでしょうか。
■ 生物や生態系が変化してしまいます。
○ 北極圏では、暖かいのが苦手のホッキョクグマの絶滅が危惧されています。
○ 温暖化で流氷が溶け氷上で子を生むアザラシの生態系が危機に。
○ 小笠原諸島の海がめは砂浜で産卵しますが、温暖化で海水面が上がり、砂浜がせばめられており、亀の産卵の危機が。
■ 農作物へ影響します。
○ 農林水産省によると、イネは1日の平均気温が27~28℃を超えると、成熟不十分で品質が低下し、白濁部分が生じる背白米や基白米、乳白米などになるとされています。
■魚への影響
○ 水産総合研究センターによると、サンマ、マイワシ、マサバ、マアジなどの回遊性の魚は、現在より北上しはじめます。
■ 人の健康への影響
○ 気温の高い地域に生息する蚊が拡大し、マラリア、テング熱、西ナイル熱、リフトバレー熱などの感染症を増える。
日本でも最近変な蚊や虫が出るという人が多いのですが、何か情報をお持ちでしたら、お知らせください。