平成17年6月19日(日) 教育について
先日の討論会、一人当たりの発言時間に限りがある中、このコラムの中でも伝えたいことがあります。特に教育についてです。
高度成長期の、大量人数対象の知識詰め込み教育の限界。その反動として、ただ時間的に教科内容をけずっただけの「ゆとり教育」(中身を吟味しない教育)の弊害。また高度情報化で、大人社会の悪しき情報に対して子供が無防備にさらされていると私は危惧しています。
今ベストセラーのひとつに「あなた自身の社会」というスウェーデンの中学校の生活と社会全般を教える教科書があります。(皇太子が記者会見でこの中のドロシー・ホルトの「子供」という詩を紹介、『批判ばかりされた子供は非難することをおぼえる・・可愛がられ抱きしめられた子供は、世界中の愛情を感じとることをおぼえる』というもの)
社会と自分の人生がどう関連しているかを、スウェーデンでは国語や数学の基礎と同等に多くの時間をとって教えています。こうした人間性の基礎を、小中では、競争に子供を駆り立てる前に学習させるべきだと痛感します。
また、日本の学校の建物は、私たちが30,40年前に使った校舎で変わらず、子供の人数が減っただけ。ということは、一方的知識を教えるだけの高度成長期と変わらない教育が続いていることになります。そうでなく、いつでも人生の好きな時にトライができる生涯学習体制にシフトさせることが、いちばん目指す方向だと考えます。
記
「大津ひろ子街頭演説会 応援弁士・岡田克也民主党代表、長妻昭衆院議員」
日時 6月20日(月) 午後6時20分~7時半(岡田代表は7時~7時半)
場所 幡ヶ谷・スーパー「ライフ幡ヶ谷」前